設計・監修 尾崎 将司 & 佐藤 謙太郎
生きた自然の中に「戦略性」を埋め込む
佐藤氏は、「佐久リゾートゴルフ倶楽部」の設計・監修を尾崎プロとともに担う、
今、日本のゴルフ界で最も注目を集めているゴルフコース設計家です。
その斬新かつ魅力的な設計ポリシーは、このコースにも存分に生かされています。
佐藤氏のゴルフコース作りに一貫して見られるのは「自然を損なわず、その地形を生かしたい」という自然への畏敬の姿勢です。
彼は、地形の特質を生かすことによって、ゴルフの魅力を満喫できるコースを創りだします。
世界に通用するプロゴルファーをそだてる(尾崎 将司)
「初めて来たプレイヤーは苦労する。簡単には攻略できないからです。
それでも、最初のプレイからしばらく経つともう一度来たくなる。
そして何度もプレイを重ねていくうちに、いつしかレベルアップしている。
そういうコースが世界に通用するプロゴルファーをそだてる」
プロもアマも、誰もが技術の向上を目指し汗を流すゴルフコース。
「ここを訪れるゴルフプレイヤーには、気楽なレジャーではなく、スポーツとしてのゴルフを味わってほしい。
何度でも挑戦を繰り返してほしい。人生だってそうでしょ?」と尾崎プロは熱っぽく語る。
プレイヤーの勇気に報いるコース(佐藤 謙太郎)
「ゴルフコースの設計における共通部分としては、ティーショットのランディングエリアを180~300ヤードに設定しています。
たとえ180ヤードしか飛ばないゴルファーでも、きちんと打てばパーが取れる、そんな弱いものいじめのないフェアなコースです。
各自のレベルに応じた多くの攻略ルートがあり、プレイヤーに冒険への意欲を起こさせる。
そして、すぐれたショットが出た時には、その勇気にふさわしいスコア―の報酬が与えられる。
それが『戦略的なコース』です。」「戦略的なコース造り」は佐藤氏のコース設計を語る上で欠かせない、もう一つのキーワードです。